トマト缶、ピューレー、ペーストなど、トマト加工品の違いって?
トマトの水煮とトマトピューレーを比較して、製品を区別する基準ってないの?!と疑問に思いました。イタリアのyahoo知恵袋(笑)と、ムッティ社のホームページが参考になったので、紹介したいと思います。
一般的なトマト缶(トマト・ジュースづけ)
カットトマト
皮と種を取って角切りにしたトマトを、軽く濃縮したトマトジュース(塩が入る場合有り)と合わせたもの。
メーカーのサイトによると、80度で缶詰めして、90度で1時間低温殺菌するとあります。
ホールトマト
皮を剥いて形が潰れていないものをカットトマトと同じく、トマトジュースと合わせたもの。
裏ごしたもの(トマトピューレー、粗ごしトマト)
トマトピューレー
皮と種を取って裏漉し、濃縮したもの。ほとんどが瓶詰される。時短調理に便利。
メーカーのサイトによると90度に加熱後、65度で真空濃縮し、低温殺菌という工程。
粗ごしトマト
ピューレーより濃縮されていないので、色が鮮やかで、味も生に近い。果肉のつぶつぶ感が残っている。
味付け不要のトマトソース
トマトソース
トマトピューレーと似ているが、バジルやにんにくなどで香り付け、味付けされている。パスタに和えるだけでOK。
トマトペースト
トマトペースト
トマトピューレーを更に濃縮したもの。生のトマトから5~7倍に濃縮。少量の使用で料理の味が深まります。
まとめとレッド・ゴールド・フロム・ヨーロッパ
イタリアの知恵袋で回答してくれていた人は、メーカーで品質管理を担当する人でした。親切でプロフェッショナルな人の存在、有難いです。
上記の大まかな区別だけで、塩分の比率や、濃縮の基準みたいなものは無いようです。
個人的には写真に撮ったトマトピューレーと粗ごしトマトの瓶が同じなのは、違う形だといいのにと思いました。
間違って買いそう!と思ったけれど、日本で並んで売られている所は無いかぁ~、それも残念。
ネットで購入の場合も、名称(品名)の表示をよくチェックしてくださいね。
レッド・ゴールド・フロム・ヨーロッパ
イタリア野菜保存食品産業協会(ANICAV)によるイタリア産トマト保存製品を推奨するプロジェクトが、昨年から日本でも始動しています。
トマトを使ったレシピやキャンペーンも開催しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
https://redgoldfromeurope.jp/ja/
私はこのプロジェクトに協賛しているムッティ推しなのですが、他の協賛メーカーが知らないところばかりでした。日本にも輸入されているのか知りたいところです。
では、今回はこの辺で。また改めてトマト缶とピューレの使い道などを紹介したいと思っています。